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~ ROMANIA - Bucuresti ~

■ ブカレスト ■
宿事情

ソフィアから寝台列車でルーマニアのブカレストに向かうことになった。かなりの航続距離でかつ寝台列車にも関わらず、2500円程度。同じコンパートメント(壁とドアで仕切られた部屋に複数の席または寝台)だったドイツ人と会話しながらが、朝7時に目的地に到着して下車。私は宿泊先をまだ決めてなかったので、そのドイツ人が予約していたHostelに一緒に向かうことになった。これで彼と一緒に観光が楽しめるぞと思っていたら、満室のため他のホステルを紹介してもらって彼とはそこで別れることになった。それからしばらく歩きながら街中を観光するのであるが、印象としては、想像以上に近代化した町で高いビルがたくさん建っており、車や人が忙しく動いている様子である。特に車の交通マナーがひどくホーンが非常にやかましい。さらに小道がたくさんあって、所持していた簡易な地図ではもはやどこを歩いているのかわからなくなり、最後はTaxiに乗って目的のホステルへたどり着いた。東ヨーロッパはまだ公共の交通手段が十分あるわけではないが、物価が安いため非常手段としてTaxiを使うのも悪くない。ぼられる確率は高いが物価が安いため、うまく交渉すればそんなに損失はない。探していたホステルは、微妙に住宅地区でその一角のアパートを改築して提供したような感じである。そのホステルは家族で経営しているようだった。英語の話せる娘さんがレセプションをやっており、弟がGateのチェック。お母さんが掃除や洗濯を行なうというProfessinalというよりはほのぼのとした宿経営といった感じである。朝6時ごろに1階の小さなロビーにあるInternetを使おうと部屋に入ってみたら、レセプションの女の子がソファの上でごろ寝していたのは驚いた。そして彼女は静かに目を開けて、「Internet opens from 7AM」と言われて私はすてすてと自分の部屋に戻っていった。このように、近年観光客の増加に伴い新しく作られたホテルも少なくない。ドイツ人と一緒に行った一つ目のホステルのレセプションの女の子も今日が始めてのシフトだったらしい。
館にまつわる逸話
国民の館(Casa Poporului)という意味の名がついているらしいが、実は独裁者の私欲のために国民の血税を使って建設されたものらしい。敷地面積はアメリカのペンタゴンに次ぐ大きさで概観からして、ものすごいでかさの建物である。入館するには身分証チェックがあるのでPassportを必ず持って行こう。自由行動はできず、ガイドツアーと共に周らないといけないのであるが、この建物に関わる様々な逸話を聞くことができる。独裁者チャウシェスクが気に入るように何度も作りなおした階段の話。園内を見下すことのできるテラスがあるが、チャウシェスクが国民を前にして講演する機会は一度もなかったが、マイケルジャクソンがここに立ってスピーチをしたことがあるという話。革命後のこの建物の処理として1、このまま歴史の跡として保存する。2.忌々しい記憶と共に建物すべてを破壊する。3.アメリカの投資家が買い取って一大ギャンブル館にするという選択があった話など様々だ。