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~ ESPANA - Madrid ~
■ マドリッド4 ■
グラン・ビア・ザ・ワールドPart2
セゴビアから首尾よく戻り、残りの観光スポットを回っている最中、ビルの2階から飛び降りようとしている人間がいて、周りを消防隊が取り囲んで助けようとしている場面に遭遇した。その辺りの人間の行動は万国共通だなと思いながらスペイン広場に到着すると、ドンキーホーテの像があり、ここだけは地元の若者でいっぱいだった。そして、全ての予定を終了してホステルに預けてあるバックパックを取りに行くためGranVia駅まで戻り時間をチェックすると列車の時刻まで3時間ある。そしてホステルに向かって歩く途中、再び立ちんぼねーちゃん達のささやきがやってくる。その一人の女の子が私の腕を強引に掴んで話してきて、35ユーロで近くにあるアパートで休んで行かないかと交渉してくる。かなり安くてお得じゃないかと思いつつ頑張って断る。近くにいたおっさんは値段交渉を済まして2人でどこかのアパートへと消えていった。私にとっても理性との戦いである。目の前に数十人といて視線を浴びせてくる中、彼女たちの行動に異変を感じた。どうやらビデオカメラマンとインタビューキャストが現れどうにかしてLIVE中継を撮ろうとしているのである。だから彼らがやってくると木影に隠れたり、カメラに対して背を向けたりして、私自身も売春婦と値段交渉をしている所をテレビに流されたりしたらそれこそ武士の恥である。彼女らの中には彼らに向かってカメラを回すなと怒り叫ぶ女の子もいた。そりゃそうだ、胸を張っていえる職業ではないし、何か特別な仕方のない理由があってこの商売をやっているのに違いない。というわけで、私はホステルに戻ろうと決断した。
最後の最高の晩餐 in Hostel
フロントに向かうとまた偶然ホステルメイトのNunziaに出くわし、カフェテリアでの夕食に誘われた。んー、ちょっと時間に余裕がなくて迷ったが15分ほど一緒に食べてすぐに出発しようと思いOKした。そしてテーブルに向かうと何とさらに3人の女性がいて2人は初めて会うメキシコ人のAnaとスペイン人のSara、もう一人はまたまたLisaで、これは間違いなくなく運命の出会いだと自分勝手に想像しまくってほどだ。自己紹介をしながら、私が4人のクイーンのような美人に囲まれて本当にラッキーだと言うと「あなたはキングよ」と突っ込まれたりしながらて楽しい時間を過ごした。周りの席に座っている人達は、ほとんど野郎どもで、彼らの視線が「あのアジア人は何者?」という顔をしていた。
土壇場での決断
しかしタイムリミットがやってきて彼女らとEmailを交換してサヨナラをすると、急いで地下鉄のホームへ向かった。何しろかなり時間に余裕がなくなってしまったし、苦労して取った列車のチケットを無駄にすることはできない。地下鉄に乗車して地図を見ながら路線チェックして乗り換えの駅で降りたはずがどういうわけか一つ手前の駅で降りたことに気づいた。相当焦って、次の列車までの時間を計算すると、このまま予定通りの路線に乗ったとしても間に合わない可能性がかなり大きいことがわかり悩んだ末、ここからタクシーに乗って目的の駅に向かうことにした。かなりの賭けで、地上に出てみるとそこは歩行者のみが行きかう歩道、で車など全く通っていない。直感で走り回りながり大きい道路を探し出しちょうどゆっくり走っていたタクシーを呼び止めて大急ぎで駅まで頼むと説明した。幸運にもドライバーは20代くらいの青年で英語が良く通じて助かり、出発時刻まであと17分と迫り、どのくらい遠いのかと彼に聞くと、12分くらいの距離であるが渋滞しているとわからないという返事だった。料金は大体10ユーロと言われたので20ユーロを予め用意して時間通りに着いたらすべてチップとして払うと彼を激励した。そして彼も私の焦りぶりを理解したらしく運転スピードをUpしてくれた。私も少し落ち着きを取り戻し、彼が何でこんなに遅れたんだと聞いてきたので、女は魔物だからだよ、返答する茶番ばなしなどをしているうちに駅らしきものが見えてきてちょうど5分前にタクシーは到着した。大変感謝しながら、ありがとうと言って手荷物を確認して降りようとすると、彼が8ユーロのおつりを払おうとしてきて、私は彼の誠実さに感動し、約束は約束だから全部もらってくれと言って説得した。実際この電車に乗り遅れると85ユーロの損だし、新たに宿も探さないといけないいという大変な手間とお金がかかる。そして切符売り場に行くと所持していたインターネットからPrintOutした紙だけで大丈夫と言われ地下のホームに向かい自分の列車を探し出し、乗り込んだ2分後ドアが閉まって列車はポルトガルに向けて出発した。そしてやっと自分の予約席を発見してこの電車がリスボン行きであることを確認できると緊張の糸がやっと解けて、汗でありえないほどビッショリ濡れたTシャツを着替えてやっと床に就くことができた。読者の方も時間には余裕を持って行動してもらいたい。