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フローレンスとマイケルアンジェロ
旅行計画中にイタリア人の友達からイタリアへ旅行するならフローレンスへ絶対行くべきだと言ってきたが、その有名らしい都市がどこのことかわからず地図で示してもらうと「フィレンツェ」のことを指していた。彼にフィレンツェのことかと聞くと、彼が驚いてなぜイタリア語の名称を知っているんだと逆に質問してきた。日本ではフィレンツェと習っているし、フローレンスといえば河の名前か人の名前ぐらいしか使わないと説明した。つまり英語ではフィレンツェのことをフローレンスと発音するのである。それと同様に英語で彫刻家ミケランジェロのことをマイケルアンジェロと全く別人の名前の様に発音する。ヴァティカン美術館のツアーで各言語のツアーガイドがミケランジェロと言っているのに対し英語のガイドだけがマイケルアンジェロとあたかも英語が世界を支配しているかのように間違った発音を繰り返していてかなり耳障りだった。それと似たようなケースで日本の学校やニュースで韓国や中国の地名などを日本語読みで報道しているが、あれはおかしい又は非効率だと思う。なぜなら一歩、日本の外に出たらぜんぜん通用しない言葉なのだから。