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~ FRANCAISE - Paris ~
■ パリ その2 世界遺産:パリのセーヌ河岸 ■
ノートルダム大聖堂

大聖堂の入場料はタダであるが軽く30分待ちはする。言うまでもなくフランス中世建築の代表作で、正面から見ると絵葉書等で見慣れている左右対称の美しい姿が見れる。側面のほうに回って見ると、とても意外な形状をしていて異なった印象を受ける。屋根の上には怪物をかたどったガーゴイルと呼ばれる彫刻らが乗っかっているが、まあ日本の城で例えるなら、しゃちほこのようなものかもしれない。またノートルダムはフランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指している。ちなみにノートルダム大聖堂は世界でただ一つと思いきや、やはり数十個存在する。
コンコルド広場
コンコルド広場には美しいオベリスクと噴水がある。またもう一つのポイントとしてパリ市内の主なモニュメントが見渡すことができる名所でもある。ただこの広場は車道に囲まれているエリアに存在するので歩道を渡るときには車に十分注意しよう。特に料金を払って入場する様な所はなかったしライトアップされるととても綺麗なので、日中の予定を終えた後に訪れてみるのがちょうど良い時間帯だと思う。
国立近代美術館
映画館、図書館、音響施設等が集まった複合施設で、正面にある広場や近くにある噴水広場にはたくさんの若者が遊んでいて地元の雰囲気を味わうことができる。私が思うに観光者にとって興味がある施設は近代美術展だけだと思うが、施設内がいまいち分かりにくい構造になっている。正面入り口を入って右側
または正面の窓口で美術展のチケットを買うことができ、左側のエレベーターに乗って絵画のフロアーに行かないといけない。巨匠と呼ばれる多くの作品を見ることができるが、上記の美術館と異なり一般市民にとって理解に苦しむ芸術作品が多いと思う。私が唯一関心のあった作品はDaliだけだった。他の美術館を回って時間が残っていれば入ってみるといいかもしれない。
エッフェル塔
ここでも1時間待ちの行列ができていたが、私にとってラッキーだったのは、予定通りイタリア人の友達と落ち合うことができて待ち時間を比較的退屈せずに過ごせた。お互いに携帯を持っていたので出会えたが、もしなければほぼ不可能なくらい多くの観光客がひしめき合っている。ところで各観光名所では許可なしでゲリラ的に商品などを売る者たちが度々現れる。この日も数人のグループがいて、警察が取り締まりに来るとあたりに散って逃げるのだが、この日は我々の目の前で1人の男がしつこく追いかける警察官に捕まり、周りで見物していた観光客が一斉に拍手喝采するというハプニングが起こった。確かに非合法で商品を売るのはいけないことであるが、基本的にヨーロッパ周辺の貧しい人達が出稼ぎでやってきて生活費を稼ぐために行なっていることであるから、逮捕される姿を見るのは少し複雑な気分である。 話をエッフェル塔に戻すとして、この日ののサービス状況は非常に悪かった。地上からのエレベーターのチケットは2種類あるが、なぜか一気に天辺まで昇れるエレベーターは運転停止中で、ちょうど真ん中の位置まで昇れるエレベーターだけ作動していた。そして天辺まで昇りたい人は一度途中まで登りそこでもう一度天辺までのチケットを購入するために45分ほど並んで、さらにもう一度エレベーター前で列に並ぶというひどい有様だった。私たちも頂上まで行くつもりであったが、待ち時間を聞いて渋々諦めた。しかしながら中間地点の展望台からも十分展望を楽しむことができて予定通り夕方の景色とライトアップされた夜の景色を楽しむことができた。エッフェル塔だけは夜の11時ごろまで入場可能なので夜景を見るのには最適の場所だ。