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~ FRANCAISE - Mont-Saint-Michel ~
■ モン・サン・ミシェル 世界遺産:モンサンミシェルとその湾 ■
アクセス方法
モン・サン・ミシェル(Mont Saint-Michel)とは北西部のサン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院を指す。天空の城ラピュタのモデルとなった城としても、巷では有名である。本来は海によって遮られているのであるが、地続きの道路が作られたため潮流をせき止めることとなり、砂が堆積してしまって島の間際まで潮がくることはほとんどなくなったらしい。2010年には道路を壊して
代替となる新たな橋がかけられることが計画されている。行き方であるが最も一般的なのが列車を利用する方法である。パリのモンパルナス駅からフランス高速鉄道TGVでレンヌ駅下車。レンヌ駅北口を出て右手すぐのバス乗り場から、モンサンミシェル行きのバスで約1時間20分。電車とバスのスケジュールは連携しているので時間をそんなに気にする必要がないが、日帰りを考えるならばやはり朝一で出かけなければならない。注意したいことは、その日が祝日等であるとバスの運行が中止
されている場合がある。筆者の場合も、朝9時のバスに乗ろう列車に乗ったが結局その日のバスの1便は休みで11時の2便を待つハメになった。Taxiを使う方法もあるが120ユーロと非常に高い。その様に1便のバスに乗ろうとバス停で待っている人達20人ほどが足止めを食らって、各人レンヌ駅周辺のレストラン等で暇つぶしをしていた。休日でもしっかり働く日本の観光業はやっぱりすごい。暇つぶしをすること約2時間、やっとバスがターミナルに到着して乗車しさらに1時間半。昼寝から覚めてしばらくすると海の景色が広がり、修道院が目の前に現れた時、思わず声を上げてしまった。今まで見たことがないほどユニークで巨大な建造物がそこに存在しいた。本当に何とも言えない不思議な様相の小島である。
男は黙ってモン・サン・ミシェル
バスは島の入口の前に停車し、乗客はそこから歩くことになる。中心の修道院へと続く狭い路地裏のような道は両側に店が並んでいて観光客でひしめき合っている。レンヌで友達になった日本人
女性と一緒に行動することになったが、もし彼女が巨大なバッグなどを携帯していたら細くて坂と階段だらけの道を歩くことはかなりきつかったであろう。2人は中心の建物である修道院を目指したが、その入口あたりで観光客が入場券を買うため列を作っていた。1便のバスに乗れなかった私たちは十分な時間がなかったため諦めて、城壁内を一周して城外に出ることにした。というわけで結局修道院内に入るこ
とはできなかったがおそらくモン・サン・ミシェルは外から眺めるほうがよりかっこいいはずだ。2人は島の外まで行き、潮のひいた砂場に下りてじ~~っとその巨大な建造物を眺めた。んーー!鬼のようにかっこよくていつまで観ていても飽きない。間違いなく男は黙ってこの修道院を見にくるべきだ、と私は心の底から思った。
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