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~ PORTUGAL - Sintra and Cabo da Roca ~
■ シントラ 世界遺産: シントラの文化的景観 ■
概要
リスボンから北西にある山中、盆地にあるよ古い町でRocio駅から約40分でいける。その出発駅のホームを探すのにかなり手間取った。なぜなら建物正面(写真右)にはRocioと書いておらず一見美術館の入口に見えるからだ。中に入りエスカレーターに乗って上がると大きな駅のホームが見えてくる。シントラ行きは1時間に1本ほど出ており途中車窓から見えるパステル色の住宅がとても綺麗だ。チケットは通常のものと観光者のための海岸付近の各名所をバスと列車を利用して一周して帰る1日乗り放題パスがある。半日でシントラだけに行って帰るつもりだったが、途中でいちいち券を買うのは面倒だし、帰りは海岸線を見ながら帰ろうと思い直したのでパスを買った。これが意外と大変な旅路となる。
4つの宮殿
シントラ駅についてホームから出たすぐ隣に小さな観光案内所があり英語で丁寧に説明してくれる。出口を出て右側に歩くと宮殿行きのバス停があり、観光用バスNo434が15-30分ごとにやってきて各宮殿間と駅を往復している。渡されたパンフレットを見ると何と4つも名所があることがわかり、その中で1番凄そうなペーナ宮殿(Palacio da Pena)に行くことにした。その宮殿はマリア2世の王配フェルナンド2世によって建設さ
れたもので、ドイツの建築家がデザインしたらしいが何となくイスラム建築様式を彷彿させる。イタリア、フランスなどでは見られない建築様式なのでこの地に来たならぜひ訪れたい。しかしながら、その後、結局ペーナ宮殿しか見学せず次の目的地へ移動してしまった。その理由としては行く先々で、ちまちまとお金と払わなければならないことだ。各宮殿の入場チケットが値段ごとに3段階くらい見学できる範囲が異なったり、入場口から実際の宮殿の入口まで少し距離がある坂道のため、シャトルを利用する料金が別途必要だったりするからだ。そのためすっかり観光を楽しむという気持ちが冷めてしまい、予定していたシントラ宮殿には帰り際にその宮殿の外観の写真を撮ったのみに終わった。ちなみにその宮殿は中庭の廊下が観光ポイントらしい。
食事
バスの待ち時間があったため食事を取ることにした。シントラ駅前にはお店が6件ほどあり一応ポルトガル料理店も調べたが、店がぼろいかサンドイッチ程度の軽食メニューしかなかったので、そのうち見た目の良いチャイニーズのお店でチャーハンを食べた。広いお店にお客が3人しかいなかったので少し心配であったが、普通においしくボリュームがあり値段も安かったため読者にもお勧めである。中国料理の店は1件しかないので迷うこともないだろう。
■ ロカ岬 ■
ロカ岬はユーラシア大陸最西端に位置する観光地で崖の上には記念碑、灯台、観光案内所、一面に広がるちょっと不思議な形をした植物、そして崖の下には大西洋から打ち寄せ
る美しい緑色をした波を眺めることができる。観光バスが次々にやってきて記念碑前で写真を撮りまくっていたのでかなりの人気スポットだとは思うが、全ての観光ポイントは密集しており1時間も見学すれば十分満足できる。よって、ツアーで来なかった場合、交通手段が問題点となる。各都市への移動は2,3時間ごとにやってくるバスしかないので、観光を終えてからの待ち時間がかなり長くなってしまう。
■ Cascais ■
ロカ岬から海岸線に沿ってリスボンに戻る途中の町に位置する。私の持っていたガイドブックには掲載されていない町で情報がなかったし、観光案内所を発見することができなかった。バス停を降りると一般的な町並みが広がり、ひとまず他の観光客が歩く方向について行ったが、実は彼らも行き
先がいまいち知らなくて、これでは時間を無駄にすると思い、少々迷ったが観光を切り上げてリスボンに戻ることにした。駅のホームに向かい電車の席にたどり着くとクタクタに疲れ果てていためすぐに寝てしまった。結果的に美しい海岸の景色を見るという計画は失敗に終わってしまった。読者方にはシントラだけを1日観光するか、このマップに載っている各町をガイドブックでよく調べて一周することをお勧めする。
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